バンドとは
まず、バンドとは一体何だろうか??
テレビの中でしか見たことがない人もいるかもしれない。
しかしテレビの僅か数センチのスピーカーではバンドサウンドを表現できず魅力は半分も伝わってこない。
外へライブを見に行けばもう少しバンドの魅力に触れることが出来るだろう。
演奏者が奏でた生のサウンドやライブの空気感を直接肌で感じられる筈だ。
ライブパフォーマンスで盛り上がる人もすぐ近くにいる。
しかし、それでもまだ足りない。
そう、自分がバンドの魅力を伝える側に立たなければ!
そして楽器を手にとって、バンドサウンドをごく身近に感じなければ・・・!
これからバンドを始めたい初心者のあなたに
「バンドってどうやって始めればいいの?」
「バンドを組んでみたけど、どうしたら良いか分からない!」
初めての事なので、こんな悩みを持つ方もいるのではないでしょうか?
このサイトではバンド初心者の為に、筆者自身の経験等から、必要最低限の知識を紹介致します。
あなたも少しでも興味を持ったら是非チャレンジして欲しい!きっと人生がより楽しくなる事でしょう!
バンドの基本構成・楽器紹介
初心者バンドをやる上で最低限必要なパートはこの4つ!
1.ボーカル
ボーカルはバンドの顔であり花形です!自分の歌声でリスナーを魅了し、MCで盛り上げます。
一番人気が出易く、注目されるポジションです。
それゆえに自分のルックスと歌唱力にそれなりの自信のある人が適任でしょう。(因みに私は無理です)
ただステージで歌ってみたいとかそういう軽い気持ちでやると後々後悔するかもしれません。一回きりのライブでやるならありかもしれませんが、ボーカルというパートを継続して行うにはそれなりの覚悟が必要です。
まず注意して欲しいのは、他の楽器は練習次第で上達していきますが、ボーカルの場合、自分のルックスや声は天性のものなので、努力で大幅に成長するということはなく、自分という素材で勝負するしかありません。
しかし歌唱力はボイトレである程度上達しますし、ルックスに関してはファッションやジャンルによってはメイクをすること向上させることが出来ます。
また、ライブでは場繋ぎのMCをやったり、観客を盛り上げる役割も担うこともあります。
大勢のお客さんを相手にする度胸も必要でしょう。
ルックスや歌唱力に少し自信が無くても、パフォーマンスやMCの仕方を学ぶことで、お客さんを巻き込むことが出来る素敵なボーカリストになれます。
それさえ出来れば他には対した仕事は回ってこない場合が多いです。
基本は作詞したりメロディを覚えるくらいで、仕事的には一番簡単なポジションかもしれません。
2.ギター
ギターもボーカル同様に目立つパートです。
特にギターソロではライブの主役になることが出来ます。
ソロ以外にも、バッキングでリズムやコードを提示することもできるので、ギターがライブに果たす役割は非常に大きいものがあります。
しかし、その代償として様々なテクニックを覚える必要があります。
またコードを鳴らせるという楽器の性格からか作曲もギターが担当することが多いです。
従って、オリジナルをやるなら簡単でもいいので、音楽理論は覚えておいた方がいいでしょう。
また、最低限揃える物として、ギター、アンプ、ストラップ、メトロノーム、ギターケース、チューナー、エフェクター、ピック、弦、シールドetc…これだけあり、お金がかかります。
それにギター人口は非常に多いためメンバー探しのときに苦労するでしょう。
オリジナルバンドの場合は作曲する都合上、パソコンに強かったりするので、ホームページを作ったり、MIDIでのデモ音源作成や管理などプロデュース的な仕事を任されたりするかもしれません。やるべき仕事は多いでしょう。
注目されやすいパートではある一方で、やることが多くて大変だという現実があります。
しかし、考え方によってはそれだけ挑戦しがいがあるパートだとも言えます。
3.ベース
ベースはギターより簡単に始められる楽器だと思います。
なにしろ弦が4弦しかないし、単音しか弾きません。
ギターに比べ細かいフレーズが要求されません。
最低限ルート弾きさえすれば、ベースの役割は果たされます。
そのせいか女の子がバンドを始めるときにはベースを選択することが多いです。
しかしベースは外すとものすごく目立ちます。
何故なら音を外した瞬間に調性が破壊され、我々の慣れ親しんでいる音楽が成立しなくなるからです。
あまり目立たないからといってなめてはいけません。
ベース音はコードの機能を決定しているのです。
ギターが無くても音楽は成り立ちますが、ベースが無くては音楽が成り立たないと考えてください。
ジャンルによっては、音が鳴っているか分からない場合もありますがそれは自分のセッティングが悪いだけです。色々試してみましょう。
またベースには指弾き、ピック弾き、スラッピング(チョップ)等いくつか奏法があります。
まず一般的な指弾きを覚えてから必要に応じて他の奏法にもチャレンジしていくと良いでしょう。
また良いノリを生み出すことが出来れば、目立つこともできるし、メンバーが安心して演奏できます。
ルート弾きに捉われず色々試してみて、良いノリを出すことに努めましょう。
4.ドラム
ドラムはバンドの指揮者です。
実は演奏の良し悪しはドラムによる所が大きいです。
指揮者であるので、曲の進行や尺をしっかり把握している必要があります。
ドラムがそれを把握していなかったら練習になりません。
曲の始めから終わりまでリズムをキープできる体力も必要です。
残念なことに、日本の住宅事情では自宅にドラムセットを置いて練習するのは難しいでしょう。
うちはお金持ちで地下に防音設備が整ったスタジオがあるって人が居るなら話は別ですが、ほとんどの家庭はそうはいかないと思います。
なのでご自宅では雑誌をスティックで叩いたりして練習することになります。
お金に余裕がある方は電子ドラムを購入して練習する方法もあるでしょう。
電子ドラムは消音パッドを叩き、ヘッドホンを通してドラムの音が出るので騒音を気にする必要はありません。
しかし実際の感覚を掴むためには、やはり実際のドラムを叩く必要があるので、スタジオで個人練する必要があります。
今も昔もドラマー人口は少ないので、どのバンドからも重宝されがちです。
●次のページでは楽器の選び方を紹介します! ☆楽器の選び方